建物の解体工事は、どのような手順で行われるのでしょうか。
今回は、解体工事の手順について見ていきましょう。
▼解体工事の手順
建物の解体工事は、工程ごとに手順があります。
■解体工事前の手順
解体工事に着手することが決まったら、以下の手順で事前の準備を進めていきます。
①建物および周辺の調査
②電気・ガス・水道の停止、もしくは解約
③建設工事資材再資源化法の届け出や、道路使用許可申請などの手続き
④近隣住民へのあいさつ
⑤不用品の撤去と処分
⑥
足場の組み立てと養生、防音パネルの設置
解体工事に着手する前の準備は、近隣住民とのトラブルを避けるためにも入念に行う必要があります。
■解体工事中の手順
解体工事中の手順は、以下の通りです。
①不用なかわらや内装設備の撤去および保管
②重機を用いた建物の解体作業
③地中に埋蔵物がないかどうかの確認
④解体によって出たくずの撤去と整地
解体工事ではさまざまな不用品が出るため、撤去した際の保管スペースが必要です。
また、地中に何らかの品が埋まっていないかを確認する作業も欠かせません。
最後に、解体した土地をきれいにならします。
■解体工事後の手順
解体工事を終えた後も、まだやるべきことが残っています。
工事後の手順は以下の通りです。
①産業廃棄物の搬出
②周辺道路の清掃
③地鎮祭
④近隣住民へのあいさつ
⑤建物滅失登記の申請
解体工事中にでた不用品は、産業廃棄物として処分します。
工事の完了とともに搬出し、周辺道路を清掃して工事は終了です。
これを受けて地鎮祭を行い、近隣住民に解体工事を終えたことの報告とあいさつに回ります。
さらに、建物はすべて登記が行われていますので、解体工事によってなくなったことを届け出る「建物滅失登記」の申請が必要です。
▼まとめ
建物の解体工事の手順について、3つの工程に分けて見てきました。
それぞれの工程でやるべきことがありますので、きちんと計画を立てて行うことが重要ですね。
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