社会保険は5種類の保険の総称ですが、加入にあたっては労働時間が影響することがあります。
今回は、労働時間と社会保険について見ていきましょう。
▼労働時間で加入要件が変わる社会保険
社会保険には、労働時間によって加入できるかどうかがわかれる種類があります。
▼雇用保険
社会保険のうち、労働時間に大きく左右されるのが雇用保険です。
週に30時間以上の労働をする方は、雇用保険への加入が義務付けられています。
一方で週に20時間以下の方は、雇用保険への加入は認められません。
雇用保険の加入要件に「週に20時間以上の労働および、31日以上にわたって雇用する見込みの人」とあるからです。
パートやアルバイトで雇用保険に加入したい場合は、週に20時間以上の勤務を検討してみてはいかがでしょうか。
▼健康保険および厚生年金は?
2016(平成28)年の法改正により、短時間労働者も健康保険および年金に加入できるようになりました。
ただし、加入にはいくつかの条件があり、以下の通りです。
・週の所定労働時間が20時間以上である
・1年以上の雇用期間が見込まれる
・月額の賃金が88,000円以上
・学生ではない
以上の条件に該当する場合は、健康保険および厚生年金への加入が可能です。
また、2022(令和4)年10月からはさらに条件が緩和され、雇用期間が2カ月に変更されることが決まっています。
今後も段階的に改正が予定されていますので、当てはまる方は法律に注意しておくといいですね。
▼まとめ
社会保険の加入に関する不公平を是正するため、労働時間と社会保険の見直しが進められています。
社会保険に加入したい方は法律を注視しながら、労働時間を検討してみてはいかがでしょうか。
大阪で鳶工事を行っている弊社では、鳶
職人を
募集しております。
詳しい内容につきましては、お気軽にお問い合わせください。